CO2モニタリングシステムは、主電源へのアクセスが制限されていたり、主電源の供給にコストがかかる場所に設置する必要のある場合がほとんどです。CO2センサは、バッテリーやハーベスティング技術を⽤いたエネルギーで⻑時間駆動できることが望まれています。また、メンテナンスコストを削減するために、CO2センサがユーザーの⼿を煩わせることなく、最⻑で10年間⾃律的に動作することが望まれています。

エネルギーハーベスティングとは、ごく少量の環境エネルギーを集めて無線機器に電⼒を供給する技術です。CO2センサとワイヤレスネットワークインターフェースの消費電⼒が⼗分に低いと仮定すると、環境中に存在する周囲のエネルギーは、ほぼ無限の寿命を持つリモートモニタリング機器を動かすのに⼗分な量になります。