圧力スイッチ(Pressure Switch：プレッシャースイッチ)とは、気体や液体の圧力があらかじめ設定した値に達したときに、内部の接点を開閉して電気信号を出力する装置です。これにより、機器の起動・停止やアラームの発報などを自動で制御でき、安全性や効率の向上に貢献します。
 ポンプやコンプレッサーの制御、自動制御ループなど、さまざまな製造工程において使用される基幹システムの一つとして、圧力スイッチは重要な役割を担っています。

圧力スイッチには、構造がシンプルで信頼性が高く、電源が不要な「機械式」、デジタル表示や高精度な制御が可能な「電子式」、真空領域で使用される「真空スイッチ」などのタイプがあります。

選定にあたっては、制御圧力範囲、使用媒体（空気・水・油など）、接点の仕様（常時開／常時閉）、取り付けねじの規格、さらに防水･防塵などの耐環境性（IP等級）を考慮する必要があります。適切なスイッチを選定することで、安全かつ確実な圧力制御が可能になります。

太平貿易(製造元：太平システム工業株式会社－ISO9001取得)では、こうしたニーズに対応するため、機械式から半導体式まで多彩な圧力スイッチを独自に開発・設計しております。これらの製品は、自動車や工作機械メーカーなどの一般産業界はもとより、鉄道や電力などの社会インフラ分野においても幅広くご採用いただいております。