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-WOP- Workshop of Photonics® (Lithuania)、フォトニクスのワークショップ(リトアニア)、フェムト秒レーザ微細加工のソリューション向け専門メーカー
詳細は輸入代理店の太平貿易へお問い合わせください。

S波長板 (ラジアル偏光/アジマス偏光コンバータ) -WOP-

直線偏光をラジアル偏光(放射状)もしくはアジマス偏光(同心円状)に変換、円偏光をボルテックスに変換させる光学素子です。
  • 直線偏光をラジアル偏光またはアジマス偏光に変換
  • 円偏光を光渦(ボルテックス)に変換
  • すべての方向で同じ加工特性
  • すべての方向で同じ切断速度
  • 切削速度の向上
  • 小さなビームスポットの形成 (NA>0.9)
  • フォーカスでリング状の強度分布を実現 (NA<0.8)

詳細

合成石英内にサブ波長のナノグレーティングを形成することで実現しています。
放射状または方位角偏光ビームは、その固有の対称性に関連したユニークな光学特性により、回折限界以下の解像度を可能にします。

S波長板は、偏光の影響を受けやすいアプリケーションに有効です。
放射状に偏光したビームは、金属の高アスペクト比の穴あけや切断をより効率的に行うことができます。
また、ベクトルビームは、光ピンセット、レーザマイクロマシニング、STED顕微鏡、2光子励起蛍光顕微鏡などにも応用できます。
この技術は、サウサンプトン大学オプトエレクトロニクス研究センターの、ピーター・G・カザンスキー(Peter G. Kazansky)教授のグループによって開発されたものです。本大学が特許出願し、Altechna R&D社が商業化活動を独占的に行うことになりました。

特徴

波長:257nm~4000nm
アパーチャサイズ:~15mm
コーティング:オプション
高効率:1030nm @94%(AR コートなし)、85% @343nm(ARコートなし)
高い損傷閾値:63.4 J/cm² @1064nm、10ns、2.2 J/cm² @1030nm、212fs
トポロジチャージ:1~100

アプリケーション

  • STED顕微鏡
  • 微細加工
  • 高アスペクト比チャンネルの微細穴あけ
  • シリンドリカルボルテックス
  • 複数粒子トラップ
  • 共振器内偏光制御(放射状に偏光されたYb:YAGクラッドファイバレーザ)

アプリケーション例

ラジアル偏光は、0.9以上の高いNA(開口数)で使用され、回折限界よりも小さなスポットサイズに焦点を合わせることができます。
高NA(1.32)ラジアル偏光ビームの焦点および通過時の縦(Z-)成分の強度

セットアップ例

  1. キネマティックホルダにλ/2 波長板をマウント
  2. S波長板を直線偏光のビームパスに設置
  3. 入射ビームの光軸とS波長板の中心を調整
  4. S波長板後に設置された直線偏光子との位置合わせを確認
  5. 出力ビームの偏光状態(ラジアル/アジマス)は、S波長板を回転させるか、入射偏光を(λ/2 波長板を回転させて)制御

ダウンロード資料

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